社会人になって、結婚して、子どもができて、、、
ライフスタイルの変化とともに、どういった住み方をするかを考える機会が出てくると思います。
そこで常に出てくるのが『一戸建て/アパート/マンション どこに住むか』という問題です。
色々な議論がなされ、どれもメリットもデメリットもあるため簡単に結論が出せないテーマです。
人によって正解は様々で一概には言えませんが、ある程度最初にしっかりと決めておかないと、
金銭面など大きく変わってきますので、後々後悔することになります。
最適解は人や住む場所によって千差万別ですが、どういった観点で考えていくかは
ある程度共通しています。ここでは、どの観点で考えていくべきかを記載していきます。
【選ぶための基準4大要素】
住み方を選ぶために、考えるべき4大要素は下記です。
- お金と資産
- 快適性
- ライフスタイル
- 家族構成
どれも大切な要素ですので、漠然と考えているだけでは答えはなかなか出ないと思います。
これらの要素のうち、どれが自分にとって大切か順位をつけていき、その順番に応じて住み方を選んでいくと良いでしょう。
考えることが多くありますが、衣食住の中でも最も大きく、早めにしたほうが得な選択です。
後悔しないよう、色々な面から考えて決めていきましょう
お金と資産
身も蓋もない話ですが、まずはお金次第で選択肢が限られてきてしまいます。
例えば、首都圏の場合は新築マンションと新築一戸建ての価格を比較すると、マンション価格が高くなります。
種類 | 平均価格(万円) | 平均専有面積(m2) |
新築マンション | 8094 | 62.64 |
中古マンション | 4270 | 59.85 |
新築一戸建て | 4769 | 98.9 |
中古一戸建て | 4016 | 100.1 |
特に、新築マンションの値上がりは著しく、2022年に比べると30%程の値上がりとなっています。
海外と日本の賃金差が大きくなっており、今後も物価はどんどん上昇していくと思われます。
もちろん、新築マンションが建てられている場所に土地を購入して一戸建てを建てようとすると
土地代が高いため容易に価格は逆転しますが、ここでは一般論として平均値で考えていきます。
具体的に居住希望エリアが決まれば、検索すればその土地における価格は出てきます。
また、最適な暮らし方は現在の資産状況にも大きく左右されます。
例えば、注文住宅に関しては『土地を持っている』という最強のカードが存在します。
その方に関しては、新築一戸建ての価格が一気に抑えられるため新築一戸建てのメリットが
一気に大きくなります。
現在の資産状況次第では、そもそも選択肢が狭くなる場合が多いです。
例えば、現在都内一等地の新築マンション(8000万円)を買おうと考えると、
- 変動金利(0.4%)
- 元利均等返済
- ボーナス払い無し
- 返済期間35年
この条件で計算すると、月々の返済額は20万円を超えてきます。
住宅ローンを金融機関から借り入れするためには、最低年収800万(年収倍率10倍)程度は必要であり、
無理なく返済できる目安は、年収980万円からとなります。(返済負担率25%から計算)
世知辛い話ですが、そもそもお金や資産で選択できる住み方は変わってきます。
まずは、自分が住もうと思っている場所で、いくらくらいかかるのか確認してみましょう。
思ったよりかなり厳しい条件ではないでしょうか?
値段はネットでもある程度出てきますが、実際に展示場や不動産などに
足を運ぶことをお勧めします。
なお、現在注文住宅やマンションなどの購入数は減少傾向のため、どこも集客に必死です。
事前登録で足を運ぶとクオカードがもらえるなど、各キャンペーンが実施されている場合が多く、
本当に家の購入を考えられている場合、それらを利用することで結構かなりお得になります。
何も考えずに展示場に足を運んでしまうと、もらえるはずの特典がもらえなかったりするので
紹介制度や、キャンペーンなどをうまく利用してみてください。
なお、本サイト運用者が建てた一条工務店にご興味があれば、
かなりお得になる制度の”一条の紹介制度”を下記からご紹介可能です。
快適性
快適さといってもいくつかの面がありますが、ここでは広さと遮音性の2つの観点から考えていきます。
①広さ
言わずもがな、居住スペースをどれだけ確保できるかです。
2023年の住宅統計データによると/アパート/マンション/一戸建ての平均延べ床面積は以下となります。
・一戸建て: 約100平方メートル
・マンション: 約70平方メートル
・アパート: 約50平方メートル
あくまで平均ですが、一戸建てはアパートの2倍もの面積があることになります。
広いと開放感だけでなく、ランドリールームや書斎といった様々な用途の部屋を作ることも可能です。
また、人によっては感じられる、親子などで同居するストレスなども軽減されます。
広さの点では、掃除の大変さなどはあるものの基本的にメリットが大きいのではないかと思います。
②遮音性
居住時の音の問題点としては、下記のようなものがあります。
・隣室の音の漏れ: 隣室の音が壁を通して聞こえる。
・上下階の音の漏れ:歩行音や家具の移動音などが、床や天井を通して上下階に聞こえる。
・共用部分の騒音: エレベーターや共用廊下、階段などの共用部分からの騒音が聞こえる。
・外部の騒音: 窓や外壁を通じて、外部の交通騒音や工事音が室内に入り込む。
特に、アパートやマンションに関しては、居住スペースが他人と隣接しているため、
それに起因する一戸建てでは起こりえないトラブルが多く発生しています。
一方で、マンションの上階では一戸建てと比較して地上の音は聞こえにくい傾向はあります。
騒音に関しては、自身で改善することが難しい場合も多く、日常生活での大きなストレスに
なる場合があります。予め下記のような確認できる項目は確認しておくことをお勧めします。
・現地訪問:
実際に建築予定土地やアパートやマンションを訪れ、日中や夜間の騒音を確認
難しい場合は、Google Mapなどで近隣の環境(交通量、近隣施設など)もチェック。
・近隣住民からのフィードバック:
可能であれば、近隣住民に直接話を聞いてみる。
なかなか勇気がいりますが、調べるだけでは得られない情報が入手できる場合があります。
・インターネットでの評判チェック:
レビューなどで、物件に関する騒音問題の検索。
大きなトラブルなどは記載されている場合が多いです。
ライフスタイル
家族構成
チェックリスト
□少しぐらい不便なところでも広い方がいい
□ご近所とのお付き合いも楽しみたい
□マイホームを買ったら一生そこに住み続けるつもり
□店舗が多くてにぎわっている街より、閑静な街が好き
□家が古くなったら建て替えも検討したい
□住まいのメンテナンスは自分でやりたい方だ
□将来、両親を引き取る可能性がある
□いつか大型犬を飼いたいと思っている
□子どもには思い切りのびのび育って欲しい
□楽器演奏が趣味。子どもにも習わせたい
□マイカーは絶対に持っていたい
□周囲の音が気になるほうだ
□地面が近くて四季を感じられる家がいい
□ガーデニングや庭いじりが好きだ
B
□ご近所付き合いは最小限に抑えたい
□展望台や絶景など、開放的な場所が好き
□鍵のかけ忘れが気になることが多い
□老後を考えると、フラットな家がいい
□家族が3人以下、もしくは子どもが中学生以上だ
□便利でにぎやかな街中で暮らしたい
□蚊や害虫が苦手
□同じぐらいの年代、家族構成の人と集まって仲良く暮らしたい
□家事や掃除の時間を短くしたい
□建物の管理や清掃は誰かがやってくれるとありがたいと思う
□地震や台風を気にせず生活したい
□ラウンジやキッズルームなどの共用施設に憧れる
□将来的に売却も考えられるから資産価値を重視したい
□駅から近いことが絶対条件
□クルマに乗らないので駐車場はいらない
アパート | 新築一戸 | 中古一戸 | 建売 | 新築マンション | 中古マンション | |
広さ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
間取り | △ | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ |
快適さ | △ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
立地 | 〇 | △ | △ | △ | ◎ | ◎ |
初期投資 | ◎ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
維持費 | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 | △ |
移住 | ◎ | △ | △ | △ | 〇 | 〇 |
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