一条工務店では、実際に家に泊まって住み心地を体験することができます。
『一条工務店は性能が良い』とよく言われますが、性能は体感してみないと本当に正しいかわかりませんし、そんな言葉だけを鵜呑みにして契約なんて怖くてなかなかできませんよね?
一条工務店の家の性能を、実際に泊まって体感する『宿泊体験』が利用できます!
実際の家で自分自身で体験することで、自信をもってハウスメーカー選びをできると思います。
宿泊体験は、複数回お願いして対応いただく方もいますが、基本的には一回です。
貴重なその一回ですが、ボーっとしてるとすぐに終わってしまいます。
少しでも貴重な機会を活かすため、実際にどこを見ておけばよいのかまとめましたので参考にしてください。
なお、私が宿泊体験した時には、大きさなどを確認したいとの目的を説明して、宿泊体験棟の図面も営業さんにお貸しいただきました。お願いしてみてください。
なお、宿泊体験自体の注意事項は下記記事にまとめていますのでご確認ください
http://houseblog-kei.com/wp-admin/post.php?post=39&action=edit
リビング
リビングは家の中心になりやすい場所ですので、より念入りに確認されることをお勧めします。
・広さ
ご自身のリビングの図面の大きさと照らし合わせて、大きさの感覚を実感してください。宿泊体験棟には家具も入っているので、大きさをイメージしやすいと思います。私は、実際にメジャーで測定して家具の配置など頭でイメージして部屋や家具の大きさをある程度決定しました。
・家具の色/大きさ
設計士との打ち合わせで内部のモデルを見せてくれますが、色見が違ったり実際の大きさのイメージは難しいと思います。ご自身のイメージと照らし合わせてください。
なお、床や建具の色は種類が多いので好みの色ぴったりの宿泊棟に行ける可能性は低いと思います。住宅展示場や入居宅訪問、工場などを訪れて体感してみてください。
・天井の高さ
これは住宅のモデルによって選べるものが違ってくると思います。天井の高さによって印象が大きく変わるので、意識しておくとよいと思います。少し前の情報ですが、グランセゾンが2,650mm、smart系が2,400mm(オプションで2,600mm)と変化できます。
・冷暖房の効き目
夏であれば冷房(さらぽかorエアコン)、冬であれば床暖房の効き目を体感するチャンスです。特に、吹き抜けを採用する場合には他HMだと冷暖房の効き目が悪くなるとの話をよく聞きますので、冷暖房の効率を確認しておけば安心して吹き抜けを採用することができます。
吹き抜けを採用した筆者の感覚では、全館空調のように空気を動かしやすいので、一条工務店の場合むしろ採用したほうが有利の可能性もあると思います。
・TVボードの収納力/TVの大きさ
TVボードはそこそこ金額の大きいオプションですので、採用を考えられている方は必要かどうか確認すべきポイントだと思います。
筆者はリビングに収納を少しでも多く確保したく、その点でTVボードの収納力はとても大きいので展示場で確認して採用を決めました。スペースは結構とるので縦の収納は片側だけでも良いかもしれません。
TVはアパートで使用していた55インチを持ってきましたが、もっと大きくても入る大きさでした。
・リモコン置き場
リモコンをピックアップしましたが、新居で何をどこに置くのかを間取り段階でイメージしておくことを強く推奨します。特に、ピアノなどをリビングに置く予定の方は、間取りが決まった後に新しく置くスペースを作るとなるととても大変なので注意してください。
筆者は、イメージした結果リモコンニッチが必須という結論となり、リモコンニッチの採用を決めました。
・吹き抜けの音の響き
高気密/高断熱の住宅は、熱を逃がさず外の音もシャットアウトします。これは逆に、家の中の音が外に出ていきづらいことを示しています。特に、吹き抜けを採用した場合に1階と2階の音が互いに響きやすくなります。
テレビを子どもが寝た後によく見る場合などは、テレビの音を変えながら寝室に聞こえるかどうかなどの確認をお勧めします。筆者の場合はむしろ家族内の状況の把握のしやすさと呼ぶときの便利さからむしろ吹き抜け採用の後押しとなりました。
・吹き抜けの臭い
音と同様に、吹き抜け採用するとキッチンの臭いが2階に上がりやすいと一般的によく言われます。一条の家はロスガードでしっかりとした換気システムがついているのでよほどでない限り問題ありません。筆者を担当してくれた営業さんは自信たっぷりに焼き肉してもOKとの話でしたので、ありがたくもらったお金で普段買わない高級焼き肉をしました。結果全然臭いがこもらず、これも安心材料となりました。
唯一今まで臭いが気になったのは、住んでから家の中で燻製をした時です。その時にはさすがに臭いがリビングに結構充満しましたが、すぐに換気とナノイーの力で臭いがなくなりました。個人的には臭いはそこまで一条の家だと気にしなくてよいと思います。
・窓の位置/大きさ
どの部屋に関してもですが、特に日常的に多く過ごすリビングの明るさは大切です。
一条で採用できる窓の種類は限られていますので、宿泊体験棟に採用されている窓は何か、場所はどこが良いのかを確認しておくことが大切です。
筆者も窓を選ぶ際に、大きさはメジャーで再現してイメージしていたのですが実際に大きさを見ると雰囲気や明るさもわかりますので、実際に選択する際にとても助かりました。
・リビング階段
廊下に階段を持ってくるか、リビングに階段があるかで雰囲気が大きく変わります。
例えば吹き抜けでのリビング階段は開放感がありますが、廊下の階段では空間が分けられることで
落ち着いた空間にできます。
リビング階段の場合、スケルトン階段も候補になりますので見た目が好みかも含めて実際に見ておくと
選択する際に納得して決めることができます。
キッチン
料理で一日の長時間を過ごすため重要度は高い一方で、色々と選択肢があり悩みどころが多い場所です。しっかりと宿泊体験で確認してイメージをつけておくと決めるときに役立ちます。
キッチン周りは実際に料理をしてみないとわからないところが特に多い部分ですが、宿泊体験以外ではなかなか体験できる機会がありませんので、確認をお勧めします。
・カウンター高さ(80/85/90)
カウンターの高さは3種類から選択できます。基本的には85になりますが背の高さや料理を誰が多くするかなどにより最適な高さは異なります。入居宅訪問や展示場では実際に料理することはできませんので、しっかりと高さを確認しておくようにしましょう。
また、同時にレンジフードの高さも設定可能です。筆者はレンジフードまで考えが及ばず、料理の際に頭を強打しましたのでしっかりと確認しておくことをお勧めします。
・カウンター/カップボード広さ
カウンターとカップボードを何マスにするかによって新居での料理ライフが大きく異なります。現在どの程度の調理家電を置いてどのように料理しているのかや、新居ではどのような調理家電を買いたいのかといったイメージをして広さを決めておくのが大切です。
・通路幅
通路幅も80cmか106cmから選択できます。キッチンに同時に立つ可能性があるのか、
すれ違いが多い際には問題ないかの確認をしておいくことをお勧めします。
・IHの火力/使い勝手
基本的に、一条の家はオール電化にしてIHが一般なのですが、よほど料理にこだわりがある方は
ガス併用にする場合もあります。普段IHを使用していない人はIHで調理をしてみて問題ないか確認しておくことをお勧めします。
なお、一条のIHを使用する際に買ってよかった商品をまとめていますので参考にしてみてください。
・家電位置
冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、トースター、、、と料理には多くの家電を使用します。
現在家にある家電で持っていくものと、新しく購入したいものを考えたときに、実際の宿泊棟でどこに置くのかを考えてイメージを持つことをお勧めします。
特に、カップボード上に家電を置いても見栄えが良いと感じるのかや家電の使い勝手などは
実際に泊まったり使ったりしないとわからない部分ですので宿泊体験の際に見ておくとよいでしょう。
・オイルガードの高さ/幅
料理の際に、どれくらい油が飛ぶかを見ておくとよいです。
基本的には新築前の家での料理でも範囲は確認できますが、IHの場合やオープンキッチンの場合は使い勝手などを確認しておくとキッチン選びの際の参考になります。
・食洗機の大きさ
深型が標準となりましたので、特に選択することはないと思いますが実際に食器がどれくらい入るかを
確認しておくとよいです。まれにミーレなどを導入される方もいますので、こだわりのある方は特にみておくと良いでしょう。
・タッチレス水栓の使い勝手
人気のオプションの一つであるタッチレス水栓ですが、料金はかかってきますので使い勝手をしっかりと確認し、採用をするか決めるようにしておきましょう。特に、手が汚れているときに水を使いたいなど、様々なシチュエーションを考えてみると良いです。
・シンクの種類
実際に使ったり実物を見ないとイメージできない部分になるので、しっかりと意識して確認しておきましょう。特に、樹脂シンクは水を流すときの音が小さかったり、キッチン天板とのつなぎ目がないなどのメリットがありますので、実感してみてください。
・パントリー広さ
パントリーは必須ではありませんがあると便利なスペースです。ただ、キッチンに1マス以上を取ろうとすると、なかなか難易度が高いスペースになりやすいです。パントリーとして別々にとるのか、自在棚で家電も置くのか、もしくは床下パントリーの採用か。宿泊体験棟で採用されているパントリーで十分か確認しておきましょう。
浴室
浴室は基本的に住宅の種類によって選択できるものがある程度限られていますが、意外と見る点があります。毎日そこそこの時間を過ごす場所なので、後悔のないようにしっかり確認することが大切です。
・広さ
浴室の広さは1坪と1.25坪があります。広さは家族構成や使い方によって異なりますので、
宿泊体験棟の浴室の広さを見たうえで、十分かどうか確認してみてください。
・エコキュートの水圧
シャワーの水はエコキュートから供給されますが、浴室とエコキュートの距離が遠すぎると
シャワーの水圧が弱くなる傾向にあります。一条ルールで最大距離は決められていますが
水圧の強さの感覚は人それぞれですので、間取りを決める際に通常よりも近づけなければいけないのか確認しておくと安心できます。
・浴槽の種類
浴槽には、節水型や四角形など複数の選択肢があります。宿泊体験棟では1種類しか体験できませんが、浴槽の広さや使い勝手を見ておくと選択の際の参考になります。
・窓の要否
最近は換気性能が上がっており、浴室の窓の主目的は換気から採光などに変化してきています。窓のない浴室も増えており、窓の有無や大きさを見ておくとよいです。特に、明るさと窓の近くの暑さ(寒さ)、掃除の手間の観点から確認をしておくとよいでしょう。
トイレ
トイレは意外と選択する内容が多く、迷いやすい箇所の一つです。
毎日何回も使用するところになりますので、住んでから後悔することの無いようしっかりと確認しておきましょう。
・広さ
トイレの広さは0.75坪と1坪タイプがよく採用されており、1坪タイプが最初の提案になることが多いですが、間取りを決める際にスペース削減で0.75坪にするか悩む場合が多いです。タンクの有無や手洗いの有無にもよりますが、広さを変更した際に圧迫感を感じないか確認しておくと良いでしょう。
・音の響き度合い
トイレの音漏れを気にしながら毎回トイレをしなければならないのはかなりのストレスです。しかし、音の感じ方には個人差が大きく、間取りでもイメージしにくい部分のため実感してみることが重要です。実際に流してみて一条のトイレのドアだとどこまで音が聞こえるか確認しておきましょう。
・収納力
トイレには掃除道具やトイレットペーパーなど収納する必要のあるものが意外と多くあります。通常の収納力で十分の可能性が高いですが、収納力が不十分と感じる場合には近くに収納スペースを設けるなど工夫が必要となりますので収納力も確認しておきましょう。
・収納の位置
収納は位置を選べます。入口付近だと出し入れしやすいですが圧迫感を感じるようなら奥にすべきです。手前で問題ないか確認しておきましょう。なお、耐力壁でない場合は壁に埋め込みも可能です。
・ペーパーホルダーの種類
筆者はこだわりませんでしたが、標準のペーパーホルダーでは不満で施主支給される方もいます。実物を見て、使い勝手を確認して標準でよいか確認しておきましょう。
・便座種類
トイレのメインとなる便座はタンクあり/レスや自動開閉の有無などいろいろな種類があります。電気店やショールームで比較はできますが実際に体験できるのは宿泊体験ならでわです。どのタイプが採用されているかと、そのタイプの使い勝手は意識しておきましょう。
おわりに
リビング、キッチン、浴室、トイレに関する宿泊体験のときに気を付けておくべき内容をチェックリストの形で挙げてきました。洗面所や玄関、外観などチェックしたほうが良い項目はまだまだありますが、長くなりましたので前後編に分けることにしました。
後編は下の記事を確認してください。
また、「着眼点面白いな」「間取り迷っている」と思った方は有償ですが間取り添削を受け付けています。少しでも間取りの後悔を減らしたい場合、実際にそのHMの家に住んでいる人に確認してもらうのは、住んでからしか分からない視点でも後悔ポイントを潰せるので有効と考えます。
今なら、最初ということもあって実働時間に対し最低賃金以下の価格で対応しています(笑)
興味ある方は下記をご確認ください。
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