一条工務店では、実際に家に泊まって住み心地を体験することができます。
『一条工務店は性能が良い』なんてよく言われますが、そんな言葉だけを鵜呑みにして
契約なんて怖くてなかなかできませんよね?
実際の家で自分自身で体験することで、自信をもってハウスメーカー選びをできると思います。
宿泊体験は、複数回お願いして対応いただく方方もいますが、基本的には一回です。
そんな貴重な宿泊体験で、実際にどこを見ておけばよいのかまとめましたので参考にしてください。
なお、私の時には、大きさなどを確認したいとの目的を説明して、宿泊体験棟の図面も営業さんにお貸しいただきました。お願いしてみてください。
なお、宿泊体験自体の注意事項は下記記事にまとめていますのでご確認ください
通常、宿泊体験は夕方からとなりますので、予め確認内容を決めておかないと『楽しかった』
で終わってしまいます。それでも良いのですが、折角貴重な機会ですので準備するのをお勧めします。
玄関
玄関はお客様をお迎えする家の顔です。また、利用頻度は高いスペースなので、広々とした場所であるのが理想です。とはいえ、常にそこにいるわけではないので、間取りのスペース削減を考えたときに真っ先に対象になるところでもあります。しっかりとチェックリストを活用しながら確認をし、イメージがわくようにしておきましょう
・広さ
玄関の広さは家の印象を決めます。とはいえ、常にそこにいるわけではないので広すぎるともったいないスペースになります。間取り作成の際に減額の際に削る対象になることが多いので、どの大きさまでなら許容範囲か確認しておきましょう。
家族の人数や靴の多さによっては広い玄関が必要になりますので、普段どれだけ靴を使用するのかも広さを決める根拠になります。
・玄関ドアの色、種類、大きさ
パースのイメージで玄関の様子を見せてくれますが、色見が微妙に違ったり実際の大きさと異なるためイメージをするのは難しいと思います。実物をみて色見や形が好みか確認してください。
また、大きさも親子ドアにするかで異なってきます。玄関ドアが大きくなると見た目が良くなったり、物の搬入で助かることがありますが、断熱性が低くなるため大きさが十分か確認しておくと良いでしょう。
なお、好みの色や種類ぴったりの宿泊棟に行ける可能性は低いと思います。住宅展示場や入居宅訪問、工場などを訪れて体感してみてください。
・収納力
玄関の収納にはシューズクローゼットと土間収納があります。シューズクローゼットには種類がありますので、体験棟で採用されている種類を確認の上、ご自身が何を収納するのかをイメージしながら、その大きさで足りるのかどうかを確認しておくと選ぶ際に参考になります。
また、土間収納がある場合には土間収納の大きさと使い勝手も確認しておくとよいでしょう。庭に物置を置くかどうかにもよりますが、ベビーカー、洗車グッズ、ゴミなどイメージすると意外と多いです。
・キーレスエントリーの要否
人気オプション上位の常連に、キーレスエントリーの採用が来ることが多いです。安くないオプションですが、宿泊体験棟で採用されている場合には何回か出入りして採用の可否を判断しておきましょう。
・ポーチの大きさと色
ドアを開けたときにドアがどこまで来るのか、宅配ボックスをポーチに置くとしたらどこにどの大きさのものが置けるか、見栄えはどうかの観点で大きさを確認しておくと家を建てた後にイメージと異なりにくくなります。ポーチタイルの色は数種類あり、展示場などで見せてもらえますが実際に敷かれているものとは印象は大きく異なるので、確認しておきましょう。
・屋根の大きさ
玄関から出てすぐに屋根がないと雨が降っている時に濡れてしまいますし、玄関ドアや宅配ボックスなどが雨ざらしになると劣化が早くなります。宿泊体験棟の屋根が何マス分あり、それで十分そうか確認しておきましょう。
洗面所
洗面所は帰宅時やご飯前など使用頻度が高い場所です。また、お客さんが来た時に必ず利用してもらう場所の一つです。一条の洗面所は収納力が高いものも標準で選べますので、スペースさえ確保できるのであれば有効活用できると大きな収納スペースにもなります。どの様な収納が好みか、どの程度の容量が必要かを実際に体感して確認しておきましょう。
・広さ/収納力
洗面所の広さは、採用したい洗面台の大きさによって変わってきます。宿泊体験棟の洗面台の大きさに対して、収納力が十分なのか不足しているのかを実際に入れるものをイメージしながら確認しておくと良いです。収納力は高いので、浴室に近いのであればタオルや下着類など、場所によっては洗面所以外の収納も兼ねることができるため、間取り全体を意識して確認しておきましょう。
洗面所台はオプション料金なしで大きい収納をつけることのできる少ない住設です。一方で、坪数削減の検討の際に削る候補となりやすいので、どの程度の収納力が必要か考えておきましょう。
・色
洗面台は大きい建具ですので、色の違いによって雰囲気が大きく異なります。宿泊体験棟の洗面台の色が好みか確認しておくと良いでしょう。
・洗面台の高さ
洗面台の高さは750、800、850mmの中から選ぶことができます。洗面台は毎日何回も使用する設備ですので、家族全員が使いやすい高さをしっかりと確認しておきましょう。子どもが小さい場合には、踏み台などを利用して高さ調整できますので、そちらも検討しておきましょう。
ランドリー
洗濯は避けては通れない家事であり、家事の中でも環境によって大変さが大きく変わる部分です。日々ストレスなくランドリーを使用できるように、宿泊体験でイメージできるようにしておきましょう。
・広さ
一条工務店の家では、室内干しをしている人が多いです。実際にサーキュレーターなどで風を動かしてやれば、乾きますし部屋干し臭もしません。部屋干しをするためには、干す場所の確保が必要となります。普段どの程度の干すスペースが必要かをイメージしながら、部屋干しするにはどの程度の大きさが必要かイメージしておくと良いでしょう。
仮に坪数削減のためにランドリーとしてではなく廊下や部屋を活用するのも良いですが、その際でも足りるかの判断に広さの感覚が必要となります。
・収納力/洗濯動線
洗剤や洗い終わった洗濯物など、ランドリーに収納したいものをイメージしながら確認しておきましょう。部屋干しをする際にはランドリーに自在棚を設置し、一番上にサーキュレーターを置いて乾かすケースもよく見かけます。実際に洗濯したときに、どうやって乾かしてどこに置くのかイメージすることで、住んでからの後悔ポイントを減らすことができます。
・部屋干しの乾き方
一条の施主は、部屋干しをすることが多いです。季節によって乾き方は大きく異なりますが、実際に部屋干しをした時にどのくらいの時間で乾くか確認しておきましょう。洗濯機がない/使用したくない場合には、体をふいたバスタオルがどのくらいの時間で乾くかを確認しておきましょう。
思ったよりも乾かない場合は、エアコンを近くに設置したり、除湿器購購入、乾燥機付き洗濯機の購入などランドリーの使い方のイメージができるようになります。
・ホスクリーンの数/場所
洗濯ものを干すためのホスクリーンですが、標準で3本ついてきます。後付けでつけれないこともないのですが大変ですので、最初から大きさを確認したうえで本数を決めておくと良いでしょう。通常、どの程度の洗濯物を干しているか、今後どのくらいの洗濯物を干す予定かを考えて本数を決めておきましょう。
また、実際にホスクリーンを設置して洗濯物をかけた際に、場所によっては邪魔になりますのでホスクリーンの高さと、洗濯物をかけた際の邪魔になるかどうかを確認しておきましょう。
外観
外観は間取りがある程度決まってから考える場合も多く、時間のない中で悩みがちです。外観のイメージも間取りに最初の段階で反映させることも大切です。また、イメージ図と実際に見たイメージは異なることも多いため、実際に自分の目で見て感覚をつかんでおくことも判断する際に参考になります。
・タイルの種類/色
タイルの色は家の外観を大きく変える最も大きな要素ですが、一条から提供される資料では、実物の色とどうしても差が生じてしまいますので実物を近くで見るのが一番です。
宿泊体験では、色々な時間帯に好きなだけ、近くでタイルを見ることができる貴重な機会ですので、よく確認しておきましょう。
なお、1種類、多くても2種類の色しか使われないので宿泊体験棟自体では見られませんが、資料とどの程度の差があるか、その使用されている色の印象を把握しておくだけでも有用です。
その際、ハイドロテクトタイルまたは標準タイルの質感なども確認しておきましょう。
・窓サッシの色
トイレの音漏れを気にしながら毎回トイレをしなければならないのはかなりのストレスです。しかし、音の感じ方には個人差が大きく、間取りでもイメージしにくい部分のため実感してみることが重要です。実際に流してみて一条のトイレのドアだとどこまで音が聞こえるか確認しておきましょう。
・庭/外構
トイレには掃除道具やトイレットペーパーなど収納する必要のあるものが意外と多くあります。通常の収納力で十分の可能性が高いですが、収納力が不十分と感じる場合には近くに収納スペースを設けるなど工夫が必要となりますので収納力も確認しておきましょう。
・軒の大きさ
収納は位置を選べます。入口付近だと出し入れしやすいですが圧迫感を感じるようなら奥にすべきです。手前で問題ないか確認しておきましょう。なお、耐力壁でない場合は壁に埋め込みも可能です。
・夜の明るさ
筆者はこだわりませんでしたが、標準のペーパーホルダーでは不満で施主支給される方もいます。実物を見て、使い勝手を確認して標準でよいか確認しておきましょう。
・ライトの位置
トイレのメインとなる便座はタンクあり/レスや自動開閉の有無などいろいろな種類があります。電気店やショールームで比較はできますが実際に体験できるのは宿泊体験ならではです。どのタイプが採用されているかと、そのタイプの使い勝手は意識しておきましょう。
・エコキュートの大きさ・位置
建築を考えている土地によりますが、エコキュートを置くのは通常家の裏手で通路は広くない場所に置くことになります。土台に使用されるコンクリート含めて、どの程度の大きさで、圧迫感があるのか確認しておきましょう。風呂に近くに置くことが必要となりますが、意外とエコキュートの位置は盲点になります。
・蓄電池の大きさ・位置
蓄電池もある程度大きいため、エコキュート同様に大きさと外観を確認してイメージできるようにしておきましょう。
・コンセントの位置
コンセントの位置は重要かつ住んでからの後悔ポイントととなる可能性が高い項目ですので、宿泊体験の家はどこにコンセントがあるのか確認しておきましょう。そんなに大きくないので外観にあまり影響を与えませんが、気になる人は気になる場合もあるため、自分が外壁にコンセントを付けても気にならないか確認しておきましょう。
・立水栓の位置
外構は家が建った後ですので比較的後に決めるものですが、立水栓の位置は家を建てる際に決めなければならず、早めに決めておく必要があります。決める段階になって慌てて確認しないように、早めに場所や外観を確認してイメージしておきましょう。
おわりに
洗面所や玄関、外観などに関する宿泊体験のときに気を付けておくべき内容をチェックリストの形で挙げてきました。こちらはチェックリストの後編になりますので、キッチンやリビングなどの前編の確認がまだであれば、下記の前編も確認してみてください。
また、「着眼点面白いな」「間取り迷っている」と思った方は有償ですが間取り添削を受け付けています。少しでも間取りの後悔を減らしたい場合、実際にそのHMの家に住んでいる人に確認してもらうのは、住んでからしか分からない視点でも後悔ポイントを潰せるので有効と考えます。
今なら、最初ということもあって実働時間に対し最低賃金以下の価格で対応しています(笑)
興味ある方は下記をご確認ください。
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